12/5のNHKホールに行ってきた。
というわけでこの本文を書いているのは年を跨いで2013年の1月3日の深夜28時。
あの日(12/5)のことは今もしっかり覚えているけども、情景の描写は完結に抑えておいて(全部書こうとすると、当日の帰り道に自分宛に送った長文感想メールと同じになってしまう)、ここでは感覚的に書く。
あの日、演者も観客も、笑顔が多かったように思う。ライブだからそうだろってなるかもしれないけど、なんていうかな、「楽しんでやるぜ!」っていうんじゃなくて、「あれ、なんかこの場にいることが凄く幸せな気がしてきたぞ?!」みたいな、自然と溢れる感じだった。
近くにいた男の子が終演後「やべー、これはやべー」と連呼していたけど、すごくわかる、あれはやばい。なんというか、ショーを見ているというより、楽屋裏を覗いているような感じがした。垣根がないっていうのかな。なんだろうな、あの場所にいる間中、僕はひたすら幸せを感じていて、こんな経験は人生で初めてだった。
日本語がおかしいかもしれない、ちょっとイッちゃってるかもしれない。なんだろうな、普段生きてれば嫌なことも落ち込むことも、しかもそれが延々と改善されないことも、さらにはその原因が自分な場合には生きる気力は乱高下するばかり、なんてことがある。まー正直言えば今まさにそんな状態。ひたすら面倒くさい。でもそんなときにあの日のことを思い出すと、「おいおいちょっと待て、自己嫌悪に陥るのもいいけど、あの時すごく幸せだったじゃん、今の状況は幸せじゃないかもしれないけど、ちょっと行動すれば少しずつでもあの日のような場に近づけるんじゃないか?あの場所はハイエイタスにもらったものだけど、いつか自分でも作れるんじゃないか?」と、ほんのちょっとだけ前向きになれたりする。この「ほんのちょっと」の存在が大きくて、ちょっと調べ物したり、メールしたり、買い物に出かけたりって行動の発端になってくれる。
あまり欲がないかわりに酷く面倒くさがりだからちょっとやそっとのメリットじゃ動けない僕だけど、あの日に感じた幸せは、弱くはあるけど僕を前に引っ張ってくれる。あんなに心が自由になったのは初めてだった。ありがとう。
セットリスト (LiveFansより)
- Deerhounds
- Flyleaf
- Ghost In The Rain
- My Own Worst Enemy
- The Tower and The Snake
- Bittersweet / Hatching Mayflies
- Shimmer
- Broccoli
- The Ivy
- Little Odyssey
- Monkeys
- ベテルギウスの灯
- Snowflakes
- Walking Like A Man
- The Flare
- Superblock
- Insomnia
- Twisted Maple Trees
- Souls
- On Your Way Home
アンコール
- 紺碧の夜に
- Silver Birch