Rails 5.x に更新する際に rails_kwargs_testing gem を使ったら便利だった
Rails 4.x で動いている社内ツールを Rails 5.x に更新する作業を最近やっていて、コントローラ・リクエスト周りのテストの書き換えに rails_kwargs_testing gem が便利だったのでメモ。
ざっくり書くと、これを使うと Rails 5.x 用のテストコードに寄せた状態で Rails 4.x 上でテストを実行できるようになるので、 BUNDLE_GEMFILE
で Rails 4.x と 5.x 用の Gemfile を指定することで両方を CI で走らせることが容易になる。詳細は作者である r7kamura さんのブログに書かれているので、そちらを参照してもらいたい。
rspec の場合の tips として、テストファイルごとの describe
ブロックで prepend
するのではなく、 controller spec や request spec で指定されている :type
メタデータを使うことでまとめて prepend
することができる。
# spec/rails_helper.rb や spec/supports/rails_kwargs_testing.rb みたいなファイル if defined?(RailsKwargsTesting) RSpec.configure do |config| config.prepend RailsKwargsTesting::ControllerMethods, type: :controller config.prepend RailsKwargsTesting::RequestMethods, type: :request end end
Minitest を使っている場合も、ちょっと手間だけど、 ActionController::TestCase
を継承した共通のクラスを介することで同じようにまとめて対応することができる。こうしておけば、あとから rails_kwargs_testing gem を完全に消すことになったときにも手間が少ない。
なお、上記の記事で紹介されている rails5-spec-converter gem を使うとテストコードの一括書き換えのもできて便利。